趣味が映画鑑賞。と言える人は、どのくらいの頻度で映画を鑑賞しているのだろうか。そんなことを考えてしまうのは、映画館に訪れるのが今週2回目だから。「ほどなく、お別れです」は無性に気になる言葉の響き。そこにはどんな意味があるのか、どうしても確かめたくなってしまったのです。
スクリーン4のJ‐15に私、J‐16に長女が座ります。予めスマホで確保した座席。実はここに並ではないこだわりがあります。電車に乗った時も同じなのですが、一番端に座りたいのです。どうしても隣に人がいると落ち着かず、パーソナルスペースが広いのかもしれません。
手元にはキャラメル味のポップコーンとコーラ。夕食後にもかかわらず、胃の中に流し込む手が止まらない状況。甘いものは別腹とはよく言ったもので、満腹感に遮られることはありません。食べている瞬間は幸福感に満たされますが、後から必ず後悔するパターンです。
前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題。「ほどなく、お別れです」の「ほどなく」。私の感性に語りかけてくるような表現は、映画の中に何度も出てくるセリフです。繰り返し耳にすることで、言葉に深い感情が込められていることに気づきます。
来場者からすすり泣く声が聞こえてくると、その感情に引き込まれることなく冷静になろうとする私。先に泣かれてしまうと、自分が泣けなくなってしまうタイプなのです。隣の長女を一瞥。涙を流している様子はなく、真っすぐにスクリーンを見ています。
「ほどなく」をコトバンクで調べると、時があまりたたないうちに、まもなく、との解説。大切な人の死を目の当たりにする時、もうこれで会えないのかと悲しむことでしょう。なのに、私は笑みすら浮かべるような温かい気持ちが広がっていきます。
なぜか。それは私には「また会える」と聞こえてくるからです。誰にでも、早かれ遅かれ必ず死は来るもの。一旦はお別れするけど、また向こうの世界で再会できる。全く現実味がなく、違和感を持たれても仕方のない話です。きっと、映画を見た効能が出ているのでしょう。
「ほどなく」。言葉の持つ力、日本語って素晴らしい。










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