今日は次女が出場する陸上大会の応援に行きました。次女は中学2年生。陸上部に入部して以来、日々のトレーニングを欠かさずこなしてきました。私は何の助言をすることもできませんが、せめて努力の成果をこの目でしっかり見ておきたいと思いました。
天候は曇り。高温に見舞われることもなく、安全を考えるとまずは一安心といったところ。私はスタンド席で次女の出番を待つことにしました。競技場内では、たくさんの生徒がウオーミングアップや競技をしています。短距離、中距離、ハードル走、円盤投げ、走高跳、どれも熱気が伝わってきます。
いよいよ次女がスタート。スターターピストルの音とともに勢いよく全員が走り始めます。次女は中段よりやや後ろの位置。これは戦略なのでしょうか、走りは軽快で足が地面を蹴りだす力強さを感じます。本人が一番力が入っているのでしょうが、見ている私もなぜか武者震い。無言の応援が続きます。
最終周は全員がラストスパートをして、走るペースが一気に上がります。次女も最後の力を振り絞って走る様子が分かりました。コーナーを曲がりスタンド前を走るその時です。私のすぐそばに座る観客から、「河村(本当は下の名前)ー!着いていけー!」とひときわ大きな声で応援をする男性がいました。
きっと次女の指導者なのでしょう。その声援をきくことで胸が熱くなる自分がいました。こんなにも娘のために、真剣になってくれることに感動したのです。本人が一生懸命取り組む姿勢があるからこそ、このような協力者に出会うことができるのだと思いました。全力疾走でゴールイン。走り終えた次女は微笑ましい。
私自身は部活動に一生懸命取り組んだ経験がありません。だからこそ、次女が競技場で躍動する姿から与えられるものが大きいのです。次女だけではなく、競技でベストなパフォーマンスをしようとする全ての子供たちからパワーをもらいました。まさに目には見えない偉大な力です。
今日目にしたものは、しばらく残像として残ります。私の活力の源となることでしょう。もし忘れかけることがあるのなら、この文章を見て自分の心を奮い立たせたいと思います。最後に次女に一言、「今日の走りは最高だった!自己新記録おめでとう!」
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