天候はあいにくの雨──しかし、今回はそんなことまったく関係ありません。なぜなら、会場はバンテリンドームナゴヤだからです。高校生活最後の体育祭を盛り上げるには、まさに最高の舞台。プロ野球の公式戦や有名アーティストのライブが行われるだけあって、設備も雰囲気も一流です。
会場に到着してまず目に飛び込んでくるのは、巨大な屋根付きドーム。その美しい曲線美に思わず見惚れてしまいます。ここは中日ドラゴンズの本拠地。入り口の階段、壁、柱、そして天井付近にまで、選手たちの写真やポスターがずらりと並び、まるで今から野球の試合が始まるかのようなワクワク感に包まれました。
今回は、レフト側のドラゴンズ応援席から入場。「うわー、すごい!」と、思わず口をついて出る感動の声。生で見るドーム球場は、まさにビッグスケール。天井の高さ、無数の観客席、果てしなく広がる人工芝、そして超特大サイズの広告看板──どれもが圧倒的なスケールで迫ってきます。
そんな中、いよいよ競技がスタート。長女が朝練や自宅で一生懸命練習していた演目です。気合いの入った掛け声とキレのある振り付けに、観客席全体が沸き立ちます。残念ながら、私は視力があまりよくないため長女を見つけることはできませんでしたが、それでも演技の迫力と熱気はしっかりと伝わってきました。
次々と工夫の凝らされた競技が続く中、私はずっと娘を目で追いかけながら観ていました。「まさに青春ど真ん中だなぁ」と、思わず心が震えるような場面の連続。はじける会話、はじける笑顔、そしてはじけるダンス──そこには、若さとエネルギーが満ちあふれていました。
長女だけでなく、参加している生徒たち、先生方、そして応援する観客たち、そのすべてからエネルギーをもらったように思います。競技を通じて自分を表現する生徒たち、それを全力で応援する家族──会場全体が、高揚感に包まれていました。目には見えないけれど、確かに心を動かす「何か」がそこにありました。
時間の都合で途中退場となりましたが、満足感と充実感は、もう胸いっぱい。長女にとって、きっと一生の思い出になる一日だったことでしょう。そして私にとっても、ドームで観覧するという貴重な体験となりました。この余韻だけで、しばらくは元気に過ごせそうな気がしています。
そして今、ひとつ思うこと──「またバンテリンドームナゴヤに来たい」。次は野球観戦しながら、キンキンに冷えたビールをぐびぐび飲んで…うーん、最高じゃん!そんな妄想をしながら、ついニヤけてしまう私がいるのでした(笑)。
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