進路説明会に参加して感じたこと 〜父としてのサポートの形〜

今日は午前中、長女の通う高校へ行ってきました。目的は「進路説明会」への参加です。長女は高校3年生。本人の希望は大学進学。父親として最大限のサポートをしたい。そのためにも、まずは最新の情報に触れておくことが大切だと考え、早めに出席表明をしてこの日を迎えました。

学校に到着してまず感じたのは、いつもと違う雰囲気でした。普段、天候不良などで送迎する際は、校門付近が生徒で賑わっています。今日は、その様子とは対照的で、生徒の姿はまばら。どこか静けさの漂う空気感がありました。

幸い、駐車もスムーズに済み、時間に余裕をもって会場へ向かいます。敷地内を歩いていると、入学式の記憶がふと蘇りました。校門近くにある銅像の前で記念写真を撮ろうとしたところ、「恥ずかしい」と長女に拒まれたことを思い出し、つい微笑んでしまいました。

会場に入ると、すでに何人かの保護者が着席しており、私は前から二列目の端に席を確保。講師の話をしっかり聞き、有益な情報を持ち帰って少しでも娘の力になりたい。そんな想いで、集中力を高めて説明会に臨みました。

冒頭は教頭先生のスピーチ。短い時間でしたが、心温まるメッセージでした。生徒一人ひとりに対する真摯な姿勢が伝わってきて、「この高校を選んで本当に良かった」と思える瞬間でもありました。

この説明会で特に印象に残ったのは、「高卒後の進路は、本人の意思が何よりも大切だ」ということ。高校進学の段階では選択肢が限られていたかもしれませんが、これから先は大学、専門学校、就職など選択肢が広がります。だからこそ、自分の目的を明確にすることが必要なのだと感じました。

ただ、「目的を明確にする」というのは簡単なことではありません。私自身、仕事の中でそうしたプロセスを経験しますが、時間もかかるしストレスもあります。情報、体験、話し合い……さまざまな手段を通して、娘自身が自分の目的を鮮明に描けるよう、寄り添いながらサポートしていきたいと強く思いました。

最後に、進路課の先生からスピーチ。ここでも誠意を感じることができました。会場を後にし、校門まで歩く道のりは、晴れやかな気持ちでいっぱいでした。「今日は本当に有意義な時間を過ごせた」と、心から感じることができたからです。

長女が選んだこの高校には、夢を実現するための環境が整っています。本気で向き合ってくれる先生方、のびのびと学べる環境、そして今回のように保護者を巻き込んだ取り組み。本当に感謝しかありません。

今日の経験が、長女の夢の実現に少しでも近づく一歩になるよう、しっかりと伝えていこうと思います。