こどもの日、家族で囲む食卓の幸せ

今年のゴールデンウィークは、それぞれに個別の予定があり、家族全員で過ごす時間がなかなか取れませんでした。そんな中で迎えた「こどもの日」。せめてこの日だけは、家族全員で同じ食卓を囲みたい。そんな思いから、外食に出かけることにしました。

まずは、どこに行くかをみんなで相談。家族それぞれに好みがある中で、最初に口火を切ったのは長女。「ハンバーグか回転寿司に行きたい」と、2つの選択肢を提案してくれました。その様子からは、家族みんなが楽しめるようにという、彼女らしい思いやりが感じられました。

次に意見を出したのは次女。「回転寿司がいい!」と即答。こちらは実にわかりやすく、自己主張のはっきりした性格がよく表れています。そして妻はというと、「子どもたちの行きたいところがいいね」と一言。私もまったく同じ気持ちでした。今日は子どもたちが主役の日。満足してもらうことが一番です。

ときには意見がまとまらず予定が流れることもありますが、今回は意外にもスムーズに話がまとまりました。行き先は、回転寿司の「魚べい各務原店」。事前にスマホで19時15分の予約を取ることができたので、ひとまず安心です。

お店に向かう道中は渋滞もなく、少し早めに到着。しかし、店内はさすがゴールデンウィーク、かなりの混雑ぶり。受付は済ませたものの、待機スペースが空いておらず、私は店内、妻と娘たちは車の中で待機することに。

時間が過ぎ、空腹感がじわじわと襲ってきたころ、長女から「まだー?」とLINEが届きます。私もモニターから目が離せない状態。そしてついに!予約番号「1710」が呼ばれました。家族全員が笑顔で店内へ。

席に着くなり、タッチパネルで次々と注文。サーモン、大切りまぐろ、ラーメン、まぐろたたき軍艦…。次々と届くお寿司を、みんな黙々と、そして嬉しそうに食べ始めました。その様子を見て、「やっぱり美味しいものを一緒に食べるって、最高だな」と改めて実感。

最近は、長女も次女も学校や部活で忙しく、家族がそろう時間が本当に少なくなりました。正直、少し寂しいです。だからこそ、こういうひとときを大切にしたい。たとえ短い時間でも、家族で過ごす団らんの時間は、かけがえのない宝物です。

何気ない外食でも、家族みんなの笑顔がそろえば、それだけで特別な一日になります。これからも、こうした時間を意識的に作っていきたいと思います。