昨日は人間ドックの受診日。この日が近づくと、何となく心に寒風が吹き抜け、年の終わりをしみじみと感じます。日頃から健康管理には気を配り、すべての検査項目でA評価を目指してきました。その中でも今回は「肺活量」を最重要項目と位置づけて臨みました。
というのも、50代に入ってから肺活量が基準値に届かず、要再検査となることが続いたためです。看護師さんから「もう少し頑張って、息を吐き切ってくださいね」と励まされるものの、うまくいかない。だからこそ、今年は胸を張って挑めるよう、肺機能トレーニングを積み重ねてきたのです。
近所の体育館にはトレーニング室があり、仕事を終えるとスーツ姿から半袖・半ズボンへ。ランニングマシンに足を乗せ、まずはウォーキングからスタートし、徐々にペースを上げていくビルドアップ走。息があがりながらも、その負荷が心地よく感じられるほど、習慣になりつつありました。
そんな日々の積み上げを胸に、サンライズクリニックへ到着。病院でありながら不思議とリラックスできる場所です。洋風の落ち着いた内装、重厚感のあるソファ、天井のシーリングファン。そして、流れてくるのはピアノアレンジのMr.Children。自然と心がほどけていきます。
まず案内されたのは血圧測定。結果は問題なし。しかし、肝心の肺活量検査はまだ。待っている間、「今回も基準値に届かなかったらどうしよう」と、弱気が顔を出し始めます。そんな不安を抱えていると、「河村さん、こちらへどうぞ」と声がかかりました。
看護師さんは淡々と測定器の説明を進めます。私の中にある期待や不安は知る由もありません。「頼む、うまくいってくれ…」心の中でそっと祈りながら、思い切り息を吐き出します。
「もっと吐いて!もっと!もっと!」その声が、日々のトレーニングの光景を脳裏によみがえらせます。限界まで息を吐き切り、最後のひと押しを出し切った瞬間、全身が静まり返りました。
「どうですか…?基準値、いきましたか?」恐る恐る聞く私に返ってきた答えはいかに。部屋を出る足取りは驚くほど軽やかでした。自分を褒めてやりたい気持ちが込み上げます。加齢を理由に諦めかけていた肺活量は、確かに復活していたのです。
「やってやれないことはない」自分の身体が、それを証明してくれました。この成功体験は、これから続けていくトレーニングの大きな励みになります。数週間後に届く詳細な検査結果が、今から楽しみで仕方ありません。私にとってそれは、努力の裏付けとなるものだからです。
まだまだ成長期。心も体も、いくつになっても進化はできる。そう確信できた、今年の人間ドックでした。










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