今日は朝からソワソワして、正直仕事どころではありません。理由は、高校野球準決勝――県岐阜商×日大三の試合があったからです。
朝9時頃に営業所に出勤すると、いつもならミーティング資料が映し出されているスクリーンに、なんと野球中継が!思わず二度見してしまいました。理由を所長に尋ねると、「今一番興味が沸く話題でしょ、見ておかなきゃ」と笑顔。完全に高校野球に魅了された一人です。
周りを見渡すと、他のメンバーも仕事は二の次。画面に釘付けになっています。「今日午前中のアポイントがキャンセルになって良かった」と、本気とも冗談ともつかぬ声も飛び出す始末。まるで営業所全体が甲子園の応援席に変わったかのような一体感でした。
試合は接戦、目が離せない展開の連続です。ワンプレーごとに営業所内からは悲鳴や歓声が自然と漏れ、熱気は最高潮に。実況から紹介される選手の言葉や想いに、思わず「すげー、高校生とは思えない」と感嘆の声もあがります。
結果は延長戦の末、惜しくも敗退。最後のバッターが打ち取られた瞬間、営業所はため息まじりの静寂に包まれました。誰もが勝利を信じ、決勝進出を夢見ていただけに、その落胆は大きかったのです。
それでも、選手たちの全力プレーは私たちに大きな勇気を与えてくれました。応援席に向かう姿、涙を流しながら仲間の肩を抱く場面、グラウンドの土を袋に詰め込む姿――どれもが高校生ならではの清々しさに満ちていました。大人の私たちが学ぶべきことは少なくありません。
地元に戻る選手たちは、きっと大歓声に迎えられることでしょう。私も岐阜県出身の一人として、同じ空気を吸っていると思うだけで誇らしい気持ちになります。
テレビに県岐阜商の選手が映ったら、私は迷わず叫びます――「ありがとう!」
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