昨日の夜は高校野球に釘付けに。注目は県岐阜商×東海大熊本星翔の2回戦。岐阜県立岐阜商業高校は岐阜県の代表校、私の出身地でもあり仕事で何度か訪れたことのある学校です。それだけに人一倍思入れが強く、応援にも力が入ります。試合開始前から本気モードです。
さらに、私以外にもう一人熱い視線を送る人物が。妻は愛知県出身であり、岐阜県にはそれほど縁があるというわけではありません。にもかかわらず、攻撃で得点が入る場面では手を叩きながら喜んでいます。私が想像するに、近隣県または何度か仕事で行ったことがある場所という理由なのではないかと。
妻は私より8歳年下ですが、世代間ギャップを感じることがほとんどありません。こういう発言は、「私の方が全然若い!」と怒られそうですが(苦笑)。妻は子供のころから父親の影響でプロ野球放送を見ていたので、当時活躍していた選手を記憶しているようです。
私が「中日ドラゴンズの4番と言えば?」と聞くと、妻は間髪なく、「大豊!」と叫びます。続けて、「与田!郭源治!大島!」もう止まりません。懐かしすぎる会話で、二人は涙を流しながら大爆笑。子供たちはポカンとした顔で、私と妻を見ています。野球と言えば、「大谷翔平」のイメージしかないのです。
妻の回答は、私の昔見ていたプロ野球選手の記憶と見事に一致したのです。頭の中にあの頃の情景が、リアルに浮かび上がります。昭和という時代を経験した私と妻(また怒られそう)だからこそ、共感できる記憶だと思うのです。与田投手の剛速球には度肝を抜かれました。
県岐阜商の試合は接戦、緊迫の場面でタイムリーヒットが出ると、「よっしゃー!」と大騒ぎ。ここでも昭和生まれコンビが足並みを揃えます。最後の相手バッターを打ち取ると、いつもの静寂な我が家に。次回の試合は、どんな高揚が待っているのでしょうか。
高校野球の醍醐味を味わえたことも嬉しかったのですが、私にとってそれ以上の喜びがあります。それは妻の笑顔を見れたこと。野球ネタで共感して笑い合えたことは、他の何にも代えがたい時間なのです。大切な人を喜ばせること、改めて妻が私に教えてくれました。
頑張れ!県岐阜商!我が家に幸せを届けてくれてありがとう!
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