クールビズが始まってから約20年、私にとっては本当にありがたい風習です。毎年夏になると、首元を締めつけるネクタイが憂鬱で仕方ありませんでした。第一ボタンを外すだけで、体も心も軽くなる。この格好で一年中過ごしたいとさえ思います。
そんな私に朗報が。勤務先のクールビズ基準が緩和され、トップスは無地のTシャツ、靴はスニーカーがOKに。これまでは本社研修のときだけ許されていたカジュアルスタイルが、日常業務でも解禁されたのです。
とはいえ、長年シャツと革靴が当たり前だった身としては、戸惑いもあります。どんなコーディネートをすれば良いのか見当がつかない……。困ったときはグーグル先生、「クールビズ スニーカー」で検索開始です。
参考画像をいくつか見て、早速買い物へ。目当てのアイテムを探しながら歩き回ります。買い物は妥協しない性格なので、決断まで時間がかかるのはいつものこと。気づけば足は棒のようになっていました。
そして今日の戦利品は、白のポロシャツと白のスニーカー。合計7,990円、予算内で収まりました。高級すぎると気を使ってしまいますが、このくらいなら気軽に着られます。服にたくさんお金をかけるより、動きやすさと気分の良さを優先したいというのが私流です。
新しい服に袖を通し、スニーカーの紐を結ぶ自分を想像するとワクワクします。これまでの固定概念を脱ぎ捨て、新しい自分にアップデートできそうです。
まだ誰も新クールビズを取り入れていない今、私はまさにファーストペンギン。右斜め前に座る同僚(気心の知れた同級生)が、「なおきさん、そのコーデいいですね」と言ってくれたら嬉しいのですが……。
服装の自由は、心の自由にもつながる。会社は服装だけでなく、さまざまな形で働きやすさを整えてくれます。「最も強いものが生き残るのではない。最も変化に敏感なものが生き残る」この言葉を胸に、私はこれからも変化を楽しんでいきたいと思います。
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