5月は、私にとって忘れられない月になりました。旧友との再会がなんと3回も続いたのです。全て前職時代の仲間たち。20年ぶりに同じ部署の女性、20年ぶりに関係部署の男性、そして10年ぶりに同じ部署の男性。偶然なのか必然なのか――この1か月間に、今まで経験したことのない出来事が立て続けに起こったのです。
最初の再会は、自宅近くのトレーニング施設でのこと。彼女は営業課時代に苦楽を共にした、かけがえのない仲間です。担当エリアの管理、新人育成、クレーム対応と課題は山積。それでも管理職として、上司の期待に応えるべく必死に働きました。彼女の顔を見た瞬間、当時の光景が鮮やかによみがえり、胸が熱くなりました。
次の再会は、岐阜市内の飲食店で。彼は別の部署にいましたが、さまざまな場面で私を支えてくれました。当時と変わらない柔らかい雰囲気。そして私の話し方をモノマネしてくれるサービス精神(笑)。似ているかはさておき、「覚えていてくれたこと」が何より嬉しかったのです。
最後の再会は、温浴施設。彼とは本部でハードワークを共にし、上司との関係に悩みながらも、担当エリアの運営について真剣に議論し合った仲間です。時には上司の悪口を言い合うことも(笑)。彼は今、転職して同じ業界で働く存在に。これからは良きライバルとして、また新しい関係が始まりそうです。
この3人との再会は、偶然にしては出来すぎている。けれど、心から感じます。私が今、無意識に「再会」を求め、「友人とのつながり」を欲していたのだと。仕事に夢中になれたのは、仲間がいたから。苦しかった時間も、喜びも、すべてが宝物です。社会人が「青春」を生きたと言ってもいいくらいの物語が、そこにあったのです。
振り返れば、私はこれまで、どちらかというと友人との関係を後回しにしてきたかもしれません。家族のこと、仕事のこと、自分を癒すことに時間を使ってきた。それが自分の人生の中心でした。
でも今回の出来事ではっきりと分かりました。私は「友人」との出会いを、そしてつながりを、心から求めていたのです。それは、自分でも気づいていなかった「潜在意識」が、現実になった瞬間でした。
「友人」は、私を輝かせてくれます。そして私もまた、これまで出会ってきた人たち、そしてこれから出会う人たちを輝かせる存在でありたい。そんなふうに、大切な人を大切にする人生を歩んでいきたいと思います。
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