母の日に寄せて──妻に伝えたい21年分の感謝

5月11日は母の日。娘たちにとって、母親である妻に感謝の気持ちを伝える大切な日です。そしてもちろん、私にとっても妻は感謝に値する存在。今の私があるのは、間違いなく妻の支えがあったからこそ。この特別な日に、妻との出会いから今までの歩みを振り返ってみたいと思います。

妻との出会いは、21年前の職場でした
私が社会人8年目、管理職として働いていた頃。彼女は新卒でその会社に入社してきました。最初は上司と部下という関係。仕事に不慣れだった彼女の第一印象は「自然体」。年上の私に対しても、変にかしこまることなく、対等に接してくれる姿勢が新鮮でした。

結婚のきっかけは「離れたくない」という想い
そんな彼女と結婚を決めたのは、私の静岡県への転勤がきっかけでした。「遠距離になるくらいなら、そばにいてほしい」──その気持ちが背中を押してくれたのです。見知らぬ土地、新たな職場での生活。最初は不安だらけでしたが、「家に帰れば彼女がいる」──その安心感が、どれだけ私を救ってくれたか分かりません。

転職と出産。忘れられないメール
その後、私は転職。新しい会社で半年間の千葉での研修が始まりました。ちょうどその頃、妻は妊娠中。体調的にも精神的にも大変な時期だったはずですが、私の挑戦を尊重し、送り出してくれました。ある日、飛び込み営業の最中に妻から一通のメール。「生まれたよ」という言葉と一緒に、赤ちゃんの写真が添えられていました。自転車を道路脇に止め、その写真を見つめながら、じわっと喜びを噛みしめたあの瞬間は、今でも忘れられません。

日常の中で感じる感謝
現在も変わらず、妻は私を支えてくれています。特にありがたく感じるのが、毎日の食事。栄養バランスを考えたお弁当には、家族の健康を気遣う気持ちが込められています。娘たちの学校行事にも積極的に参加してくれるおかげで、私は仕事に集中することができています。

そして、母の日に伝えたいこと
私の人生の目的は、妻を幸せにすること。そのために私は何をしているのか、私にもっとできることはないのか──日々、そう自問することがあります。今日は、前日に予約しておいたホールケーキを一緒に食べました。妻が一言、「スポンジが硬いね」と笑いましたが、その表情はとても嬉しそうで、なんだかホッとした気持ちになりました。

最後に妻へメッセージ
ありがとう。そして、これからもよろしくね。

あなたにとって、感謝を伝えたい人は誰ですか?
ぜひ、その気持ちを言葉にして届けてみてくださいね。