福山雅治と私の30年 〜深夜ラジオがくれた出会い〜

私は福山雅治さんが大好きです。気づけば、彼を好きになってからもう30年以上が経ちました。アーティスト、俳優、ラジオパーソナリティとして幅広く活躍される姿、そのすべてに魅了されています。映像や音楽を通じて伝わってくる存在感に、いつも心を引き込まれてしまいます。そして、ふと時間ができたときには、彼の楽曲からパワーをもらっていると実感するのです。

福山さんを好きになったきっかけは、大学生の頃に遡ります。当時の私は学業よりもアルバイトに夢中で、飲食店でほぼ毎日のように長時間働いていました。責任者が不在のシフトも多く、自由にできる環境が心地よくて、ついのめり込んでしまったのです。

そのせいで生活リズムはすっかり崩れ、昼夜逆転の毎日。夜中の3時から朝9時まで働き、帰宅後すぐに就寝。起きるのは夕方、というサイクルでした。一番元気になるのは夜の11時頃。その時間帯になると、周囲の友人たちはもう眠る頃。遊びに誘うこともできず、やる気も出ず、ぼんやりと時間を過ごすことが多くなっていました。

そんなある晩、なんとなくラジオのスイッチを入れてみたのです。スピーカーから流れてきたのは、「福山雅治のオールナイトニッポン」。普段あまりラジオを聴く習慣はなかったのに、その日だけはなぜか耳が離せませんでした。

初めて聴く福山さんのトークは、想像以上に魅力的でした。あの低くて温かみのある声、まるで目の前にリスナーがいるかのように語りかける話し方に、私はすぐに引き込まれました。その自然体でユーモアのある語り口が、良い意味で彼のイメージを壊し、気づけば一人でクスクス笑っていました。

それ以来、私は毎週欠かさずこの番組を聴くようになりました。当時はまだカセットテープの時代。番組を録音して、繰り返し聴くほど夢中になっていきました。福山雅治という存在は、私の孤独で自由な深夜時間にそっと寄り添ってくれる、特別な存在になっていったのです。

やがて彼の活動は音楽やラジオだけでなく、ドラマや映画など多方面へと広がっていきました。私も、彼の出演する作品はできる限りチェックするようになりました。すっかり”福山ウォッチャー”です。

あれから約30年。私も年齢を重ね、考え方や生活スタイルもずいぶん変わりました。若かりし頃の自分を振り返ると、恥ずかしい言動もたくさんありますが、不思議と福山雅治さんに対する憧れだけは、ずっと変わらずに続いています。むしろ、その魅力は年々大きくなっているように感じます。

今でも彼の音楽を聴くと、思わず一緒に大声で歌ってしまうことも。家族には「うるさい」と苦情を言われることもありますが(笑)、私にとって福山雅治さんは、癒しであり、支えであり、活力の源。これからも、ひそかに、でも熱く応援し続けていきたいと思います。

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