まだ途中なのに、感想を書かずにいられない本

書籍「二人一組になってください」を半分以上読み終えたところで、感想を書きたくなってしまいました。普通なら完読した時点でアウトプット。じゃあ、なぜこの時点でキーボードをたたいているのか。それは一言で言うと、「非現実的でありながら現実的な物語」だからです。

何を言っているのか意味不明ですよね。でも、それくらい心の衝動が起こって書かずにはいられないのです。私は書店でこの本を手にした時、正直表紙の清純なイラストに騙されたと。悪い意味ではなくて、あまりにもイメージしていたのと真逆の内容だったからです。

少女が二人並んでいる姿は、青春あるいは友情はたまた恋愛を想像させます。私には娘が二人いますので、フィクションではあっても何かの参考になればという思いで購入したのです。若者目線を養うことで、思考をブラッシュアップして良い影響力を持てればという想いで。

さあ、先入観たっぷりで最初のページをめくります。うん?このピラミッドは何だ?そこには登場人物が上位から下位まで書いてあります。まだこの時点ではピラミッドの意味が分かるはずもありません。意表を突かれた形となった私は、不思議なワクワク感が湧き上がってきます。

途中まではそれほど驚くような場面もなく、割合穏やかに物語が展開されます。最初のピラミッドが描かれたところからすると、車のアクセルを緩めたような感覚です。でもこれは、嵐の前の静けさ。この後の展開は思いもよらない「恐ろしい」描写が待ち受けているのです。

読書をする場所は、いつも決まって映画館の前に設置されたソファ。背もたれのあるふかふかのクッションは、気持ちをリラックスさせてくれます。気が付くと背もたれからは体を起こし、組んでいた足と本を持つ両手にはしっとり汗をかいているのが分かります。

サスペンスあるいはミステリーはたまたホラー。私の予想は大外れ。ここまで予想を裏切られた本などあったでしょうか。絶対にない!と断言できてしまうほど、呆気に取られてしまいます。もはやこれは裏切りでも何でもない。これほどまでに、私を物語に引き込む著者に脱帽するしかありません。

非現実的な内容なのですが、本当に非現実なのか。考えれば考えるほど深みのある物語で、女子同士の世界ではこんなこともあるのではないかと思えてきます。まだまだ道半ばの読書。どんなクライマックスが待っているのか、怖いもの見たさの境地に立たされています。

完読したらまた書きます。乞うご期待。


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