妻の唐揚げは日本一!家庭の味から気づいたマーケティングの本質

私は食べることが大好きです。中でも、妻が作ってくれる“ある料理”には、格別な想いがあります。それは、唐揚げです。

外はカリッ、中はジューシー。最高の一皿
妻の作る唐揚げの最大の魅力は、なんといってもその食感

外は驚くほどカリッカリでありながら、中は驚くほどジューシー。さらに、ほどよい塩加減と香ばしさが噛めば噛むほど口に広がり、ご飯との相性も抜群です。

私にとっては、これ以上ないごちそう。本音を言えば、毎日でも食べたいくらい大好物です。

娘たちの好みにも配慮し、夕食のメニューは毎回違いますが、どれもハイレベルな美味しさ。その中でも、私の誕生日だけは毎年「唐揚げ一択」。

私にとって、妻の唐揚げは“家庭の味”であり“最高級のごちそう”なのです。

売店でふと感じた「味と価値」の関係
そんなある日、とある売店に立ち寄りました。店内には手作りの惣菜やパンがずらりと並び、客足も途絶えることなく大盛況。価格は特別安いわけでも、有名シェフの名前が付いているわけでもありません。

そこでふと思ったのです。

「この売店の商品が売れているのは、純粋に“味”という価値が伝わっているからなのだろうか?」

ならば――
妻の唐揚げは、一体どれほどの価値があるのだろうか?

もちろん、商売ではないので比較のしようはありません。ですが、私の舌と心が断言できます。味は絶対に負けていない。むしろ、それ以上だとすら思っています。

どんなに価値があっても、知られなければ“ない”のと同じ
最近、私はマーケティングの勉強をしています。その中で出会った考え方に、こんなものがあります。

「仕事の大半は広告宣伝活動である」
「どんなに良い商品でも、世の中に知られていなければ売れない」

この考え方を、まさか家庭の唐揚げから連想するとは思いませんでした。

妻の唐揚げには確かな価値がある。それでも、誰にも知られなければ「なかったこと」として扱われてしまう。

まさに、ビジネスの世界と同じ構造です。どれだけ価値のある商品やサービスであっても、「認知されること」なくして成功はあり得ない。

実生活の中に、学びは潜んでいる
日々の食卓から、こんな気づきが得られるとは。机上の空論だけでなく、実生活の中で得た体験は、より深い学びに変わることを実感しました。

最後に――
この場を借りて、妻に感謝の言葉を贈ります。

「美味しい唐揚げをありがとう。そして、学びをありがとう!」