昨夜は元同僚とサウナ&食事の時間を過ごしました。きっかけは相手からのメール。正直、嬉しさと驚きが交錯する状況でした。なぜならば、10年以上連絡を取っていなかったからです。もちろん、彼のことはずっと気になっていました。時間の経過とともに、遠慮の気持ちが芽生えていたのかもしれません。
お互いがサウナ好きということもあり、会う場所はすぐに決まりました。岐阜県各務原市にある「恵みの湯」は初めて行くところで、新しい癒しスポットになるのではないかと期待感でいっぱいになりました。久しぶりの再会には絶好の演出。早く到着したいという思いから、車のアクセルを踏む足に力が入ります。
彼と私はいくつかの共通点があります。出身地、母校、前職、価値観も近いものがあるのではないかと勝手に思っています。だから長い時間会っていなくても、意気投合するには十分な理由があったのです。待ち合わせ場所に歩いてくる様子が目に入ると、「おー、久しぶり!」と軽快なやり取り。案の定、出会って数秒で波長が合います。
なにしろ10年以上会話をしていない訳ですから、近況を話すだけでも盛りだくさんの内容になります。男の性でしょうか、やはり話の中心は仕事。苦労したこと、辛かったこと、落ち込んだこと、どちらかというと愚痴に近いようなことを正直に白状できました。
サウナ、露天風呂でお互い裸。この状況が自然体を作り上げ、心の通った会話へと導きました。嘘偽りのない話は、本当に心地いいものです。そこには全くストレスがありません。日常のしがらみから解放され、汗とともに心の不純物が全部流れ出たような感覚になります。
十分にお風呂を堪能した後は、店内の食堂でご飯タイム。まだまだ会話の熱は冷めません。それどころか、サウナで心身ともに整っているおかげで、こみ上げるものが生まれてきます。そして私から会話の核心に触れる質問、「なんか環境の変化があった?」と。
一瞬間があり、彼が丁寧に話し始めました。「転職をした」との告白。驚いたことに、私と同業だったのです。前職時代の彼を知っているだけに、全く想像していないことでした。彼は様々な経験から、自分と真剣に向き合い、本当に自分が求めていることに出会ったようでした。
同業となれば会話が熱くなるのは言うまでもありません。お互いがこれからの目標について語り合い、やる気を注入できたのです。私は常日頃、同じ志を持った仲間を求めています。まさに彼は私にとって、より身近で大切な存在となったのです。これからどんな関りがあるのか楽しみです。
お店を出たら大雨。駐車場に止めた車まで全力で走りました。息を切らしながら握るハンドルは、不思議と力が入ります。きっと彼との出会いに喜び、感動していたのだと思います。また会う約束をしました。次回はどんな話が飛び出すか、彼に良い影響を与えられるよう自己研鑽を続けます。
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