今日は、ついに「実行」の日に。以前から計画していたランニング。健康を維持したいという思いから、週に2回のペースでトレーニングを続けようと決めていたものの、実際には何度も先延ばしにしてきました。「このままではいけない」と思い立ち、意を決して体育館へと向かったのです。
体育館に着いたのは夕方。人は少ないだろうと予想していたのですが、その考えは見事に外れました。トレーニングルームの扉を開けた瞬間、子どもから年配の方まで、幅広い年齢層の人たちが真剣な表情で汗を流している光景が飛び込んできました。その様子に少し圧倒されながらも、私はランニングマシンへと足を運びます。
初日だったので、まずはスタッフの方にマシンの使い方を教わりました。周囲はすっかり常連らしき人ばかり。説明を受けている自分が少し恥ずかしくも感じましたが、それでも「まずはやってみよう」という気持ちでスタート。
最初は時速4kmという歩く程度のスピードに設定し、無理のない範囲で体を慣らしていきました。徐々にペースを上げていき、最終的には時速6kmでも違和感なく走ることができました。気づけば1時間ほどトレーニングしていて、たっぷり汗をかいたあとは驚くほど気分がスッキリ。「また来たい」と思えるほど、心地よい時間でした。
満足感に包まれながらベンチに腰を下ろしていると、思いがけない出来事が待っていました。見知らぬ女性が近づいてきて、「河村さん?」と声をかけてきたのです。顔を見た瞬間、すぐに誰だか分かりました。20年近く前に一緒に働いていた元同僚、懐かしい思い出が一気に蘇りました。苦楽を共にした仲間との再会は、特別感いっぱいです。
今日改めて実感したのは、「行動がすべてを変える」ということ。もし今日、体育館に足を運んでいなければ、この再会はありませんでした。「今日はやめておこう」「まだいいか」と、小さな先延ばしをすることはないでしょうか。でも、ほんの少し勇気を出して一歩を踏み出せば、思いもよらない出会いや出来事が待っているのかもしれません。
今日の出来事は、まるで「まず動け」と誰かが背中を押してくれたような、そんな一日でした。明日もきっと、素敵な出会いが待っている——そんな予感を感じながら、今日という一歩に自信を持ちたいと思います。そして、元同僚に。「声を掛けてくれて、ありがとう」と、心の中でそっと呟きました。
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