先日、次女をバンテリンドームへ送迎をしました。待ちに待ったMrs. GREEN APPLEのライブが行われたからです。とは言っても、ライブを見れたのは次女一人。私と妻は次女を会場まで送り届け、ライブ終了まで別の場所で待機しました。次女にとっては初めてのライブであり、初めての一人行動です。
会場に近づくにつれ、異様な盛り上がりが車中に伝わってきます。開演1時間前だというのに、ドームの入口付近にはおびただしい人の群れ。ミセスのグッズを身にまとい、これから始まる一大イベントを思いっきり楽しむための準備を怠りません。まさに、次女もその一人というわけです。
次女は普段からミセスの出演するテレビ番組、YouTube配信、グッズ販売など、常にアンテナを張り巡らせています。自然と私も目にすることが多くなり、ミセスの奏でるメロディーや歌詞に引き込まれることも少なくありません。気が付くと口ずさんでいる時さえあります。
間接的に聞いても心を揺さぶられる楽曲が直接的に聞けるかと思うと、次女の心中を察するものがあります。私は静かに興奮していました。妻はというと、分かり易いテンションの高さ。ライブを見るわけでもないのに、次女よりも盛り上がっています(笑)。
ライブの終わりが近づくころ、会場出口の付近で次女の帰りを待つことに。耳を澄ますと、壁からはわずかに音が漏れてきます。次女はどんな目をして見ているのだろうか、きっと没入しているに違いない。そんな想像をしていると、私の心は自然とタイムスリップしていきます。
約20年前まで遡ります。私と妻はバンテリンドーム(当時の名称はナゴヤドーム)に、Mr.Childrenのライブを見に来たことがあるのです。胸の奥まで届く音響は、今も記憶に埋もれることがない感動体験となっています。寒空の下で一杯の掛けそばならぬ、一杯のカップラーメンを二人ですすった経験も、忘れられない思い出です。
まもなく、出口から人ごみに紛れた次女を発見。すぐさま妻が声を掛けますが、まだまだ余韻冷め切らぬ様子。どこか遠くを見ているような目、非日常体験が彼女の心を奪ってしまったのでしょうか。無理もありません。憧れのミセスを肉眼で見てしまったのですから。
大勢の見知らぬ人の中で、たった一人で過ごした時間。特別な日の体験は次女に何をもたらすのか、期待せずにはいられません。家路に向かう車中でぐっすり眠る次女に、「夢の実現、おめでとう」と無言のメッセージを送りました。
改めて――これほどまでに人を熱狂させられるミセスはすごい!ちょっとだけ嫉妬(笑)。











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